裏切りの旋律
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「そうだ‥。 俺は‥エルに裏切られて なんかいないんだ」 隼人は雫の言葉で 思い出していなかった記憶を 思い出した。 「俺は勘違いをしていたんだ」 雫は隼人を見た。 そしてほほ笑んだ。 「リラ‥大好き‥」 隼人は今、雫に対する恨みは すべてなくなっていた。 雫はもちろん、 隼人を恨みはしなかった。 前世から仲のよかった二人は 現世でも変わらなかった。
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