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最後に、漢字の連続や逆に平仮名の連続によって、難読誤読が生じる場合です。
あるいはある一定以上の……という文章があるとします。
この「あるいは」と「ある一定」という言葉を読点によって区切っておかないと、平仮名の連続によって違う意味合いに取れてしまうこともなきにしもあらず、です。
漢字も一緒ですが、例文が思いつかなかったので(笑)
ここまで説明すれば、読点「、」の目的がわかるかと思います。
文章を分かつことで、その前後の単語や文節を強調することがその目的になるということです。
小説の『いろは』では、息継ぎの部分と説明しましたが、それも間違いではないので悪しからず。
強調を必要とする際には、必然的に文章も長くなって一息で読めなくなってしまっているはずです。
短い文であるなら、強調する必要性もないわけですから。
人の小説を読み、どこで読点をつけているのかを意識してみると理解が深まるかもしれません。
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