絶対的アイソレーション

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最後になりますが、名前のつけ方について。 これは『いろは』にも書き、ユウマくんもそれを読んで懸念していましたが、ありふれた固有名詞をそのまま名前に使うのはあまりよくないということ。 『空』や『光』、『月』や『太陽』などなど。 こういう名前をつけてしまうと、描写に際して紛らわしさを生み出してしまいます。 この作品においては、空についての描写がしづらくなったのは言うまでもありません。 十分に注意しつつ、読者を惑わさないような描写を心掛けることを勧めます。 全体的に見れば、ミステリーでありながら固いイメージがない作品なので非常に敷居が低くて好ましいです。 丁寧な文章運びと読者を引っ張る謎の二段構成が旨みを作り出し、読書欲を駆り立てているのだと思います。 主人公にも読者にも「推理」させることを念頭に、ミステリーとしての上手さも描き出してみてください。
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