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忘れてた。
引きについてもう一つ。
プロローグとして、アヤツキ少年が月に憧れるきっかけとなる出来事として、家計簿がそのキーアイテムとなっていました。
アヤツキ=彩月で、自分の名前の一部に含まれた月に興味を持つのですが、ここで漢字を調べるきっかけとして見つけた本が家計簿、っていうのが独創的ですごくよかったです。
普通に考えれば、学術書などが出てきてもおかしくはないですが、発想的に「当たり前」の領域である学術書ではなく、主婦のライフワークともなる家計の数値記録書がきっかけで物語が始まるだなんて、とても意外性があってインパクト抜群でした。
こういうちょっとした思考的な遊びも読書を楽しませる要素ですよね。
ナイスアイデアです。
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