妻のカラダが切り刻まれ魂までが消えていく

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デメリットは、やはり先に結末部分を置いてしまうことで、物語のおしまいとなる部分が色褪せてしまうことです。 本来なら読者に衝撃を与える解決部分となる結ですから、それを先に提示してしまうことで話の終わりの印象をアピールする手段に欠いてしまうのが欠点です。 これを補うには、プロローグに置いた展開を結末としてしまうのではなく、物語の中盤として据え、そこからさらに深いストーリーに発展していくという形を作るのがベストかと思われます。 物語の通過点にする、ということですね。 こればかりは作者様がどう展開していくかによりますが、一つの小説的なテクニックということで紹介しました。 現段階では、倒置法による出だしは文句のつけようがないくらい効果的ですので、結末がどうなるのかに期待しておきます。
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