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落ち着け俺。冷静になろうとしていたら、喜一が
「キョウ‼」
…んだよ。
「俺は気にしてないから余計な事すんなよ‼」
…確かに。余計な事してっけどさ。
「…喜一。そういう言葉は友達には吐くな‼」
俺がそう言ったら喜一は黙り込む。
…しかし、空気読めよ。
「おいおい。結局、何の用なんだよ⁉つ~か、オメェか噂の高校デビュー野郎は?」
俺を指さして笑う。
「…黙ってろよ‼チンカス野郎‼…まだ俺の時間だろ?…あとよ。人を気安く指さしてんじゃねぇんだよ‼」
久しぶりに叫んだ。
「…んだと、コラァ‼テメェらまとめていじめてやろうか⁉」
そう言って笑う六人。
ん~、雑魚キャラのセリフだよな。
「…いい加減にしろよ‼テメェら‼」
…何で定治と清志が出てくんだよ。
「喜一の問題だと思って、黙ってたけどよ‼テメェらみてぇなクソにはキンタマいらねぇよな‼引っこ抜いてくれっか‼」
…やれやれ。
「…オメェ等は何でいるっけ?」
そう聞くと清志が
「キョウが何すっかと思って見守ってやってたんだよ。」
…バ~カ。…んなに心配かよ。
さてさて、4対6かぁ。つ~か、大袈裟になっちまったよ。喜一と主犯にタイマン張らせようと思ってただけなのによ。
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