いじめ⁉           ~喜一の章~

6/9
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/174ページ
まぁ、とりあえず提案してみっかな。 「…おい。テメェ‼めんどくせぇ事抜きで喜一とタイマンはれや‼」 そいつはヘラヘラ笑いながら 「こんな野郎に勝ったって何の剥もつかねぇよ。何の為にだよ‼」 一々ムカつく野郎だ。確かに喜一は体も小さいし、あんま強そうには見えないからな。 「喜一の為だ。」 「…キョウ‼だから、気にしてないって言ってんだろ‼」 …あ~‼めんどくせぇ‼ 「喜一‼オメェはこのまんまじゃ昔の俺みてぇになりそうだからよ‼負け組にさ…。」 すると大笑いしながら 「…やっぱ、テメェもいじめられっこかよ‼この負け犬野郎‼」 いじめられてた気はしてなかったけどよ。 「…だぁら言ってんだろ。まだ俺の時間だって…。負け犬?上等じゃねぇか‼犬なら噛み付く牙持ってんだろ‼…よう喜一。負け犬が噛み付くのもやめたらよ、ただの負けだぜ。」 犬は大嫌いだけどよ。単なる例えだな。 「サダ‼キヨシ‼そいつらは俺等でやっぞ‼」 結果また5対3かよ。喜一と主犯は放置したままバトル開始で。
/174ページ

最初のコメントを投稿しよう!