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すると清志が
「いんねが、キョウ‼熱いじゃねぇかぁ‼」
清志が笑いながら相手をぶん殴る。それに続いて定治も相手を殴る。
…やれやれ。暑苦しい奴らだ。俺もか。とりあえず相手の胸ぐらを掴んでチョーパンをくれる。ついでにゲソパンもくれてやる。踞ってたから仕方ないよな。
「タイガーキィィック‼」
やっぱ単なる飛び膝だよな。意外と気に入ってた。
ボ~ッと突っ立ってる喜一に
「喜一‼何ボッとしてんだよ‼とっととやれよ‼」
清志が相手に回し蹴りをくらわせながら言う。
「だぜ。せっかく舞台が整ってんだからよ。」
定治も相手に肘鉄をくらわせながら言う。
「俺はキョウ達みたいに強くないんだよ‼」
そう言った喜一に
「喜一‼相手が自分よっか強えぇからってヘラヘラしてごまかしてんのかよ‼それじゃ感情殺してた俺と変わんねぇぜ‼」
「別にヘラヘラはしてないだろ‼喧嘩なんかした事ないんだよ‼」
すると清志が
「喜一‼オメェはラッキーボーイ‼こんないい舞台で初体験できんなんてついてんじゃん。」
毎回ながら清志の言うことは意味があまりわかんね。
けど、やっぱいつかは体験する事だしな。
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