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『もう遅いし帰る?』
やはりホテルの誘いではなかった。
でもその時…
ちょうどラブホテルのある道を通過した。
私はついラブホテルに視線を釘付けにする。
するとさすがに貴士も私の考えに気が付いた。
『ラブホテル…行く?』
ようやく私の待っていたセリフを言う貴士。
私は肯定も否定もしない。
『じゃあ遅いし辞めておく?』
意地悪な貴士…
私はここでついに本音を言う。
『行こうよ。』
貴士は少し恥ずかしそうに微笑むと車をラブホテルへと向かわせたのだった。
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