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私は極力何も持たずに家出を計った。
普通に家出を宣言したら止められるからだ。
私はこっそりと家を出た。
成功…
私はゆっくりと駅に向かって歩いた。
だがその時…
『栞~!待ちなさい!!』
恐れてはいたが母親が私に気付いて追いかけて来た。
私はとりあえず走って逃げる。
だけどいつもは遅い母親が今日はしつこく追って来た。
このままだと駅の電車待ちで捕まる!
そう感じた私は1駅先に目標を変更した。
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