序章

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教室に入り自分の席に何も入っていないカバンを机の横にかけた。そのまま学校の屋上へ行き、一日の大半をそこで過ごしている。携帯をいじったり折り紙をしたり…まぁ色々と暇つぶしをしている 昼休みになると孝太が飯を食いに屋上までやって来る。 「純平ってさ…なん…でい…っも…つ…」 「孝太…食べるのはいいけどせめて口の中身飲み込んでから喋れよ…」 「純平ってさなんでいつも鶴折ってるの?」 「…分かんねっ」 「やっぱ変わった奴だよな…。てか聞いた?明日俺らのクラスに転校生来るらしいよ?」 「転校生?」 「なんかスゲー可愛いらしいよ?」 「…興味無い」 「だよねぇ~☆純ちゃんが愛してるのは俺だけだよねぇ~≡☆」 「ガッ!」 「いてっ!」
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