―第1章―

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アリス 「わかったわ。…お母様の命は、これで保証されるのよね?」  神無 「どうかな…気分屋なところがあるから分からないけど…。」   金糸雀 「気に入られれば良いのよ。」 アリシア 「…気に入られたくなんかないけどね。」   十六夜 「あはははっ!!国王様のお気に入りになったときにはもう、今の自分じゃない残酷な姿になってるよ!!」 (面白そうに)   金糸雀 「兄様ってば…。もう無駄話はやめて行きましょ。遅くなると怒られてしまうわ。」   十六夜 「ごめん金糸雀。じゃあ行こうか。アリス、アリシア。」   アリシア 「えぇ。(街を振り返り切なそうに)…さようなら、みんな…」     アリスM 「私達が踏み入れようとしている世界は、深い深い闇。でもこの時はまだ、僅かな希望を抱(イダ)いてた。」   アリシアM 「絶望に変わることなど、知らずに―…」   ―1章END―
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