35人が本棚に入れています
本棚に追加
/58ページ
アリス
「わかったわ。…お母様の命は、これで保証されるのよね?」
神無
「どうかな…気分屋なところがあるから分からないけど…。」
金糸雀
「気に入られれば良いのよ。」
アリシア
「…気に入られたくなんかないけどね。」
十六夜
「あはははっ!!国王様のお気に入りになったときにはもう、今の自分じゃない残酷な姿になってるよ!!」
(面白そうに)
金糸雀
「兄様ってば…。もう無駄話はやめて行きましょ。遅くなると怒られてしまうわ。」
十六夜
「ごめん金糸雀。じゃあ行こうか。アリス、アリシア。」
アリシア
「えぇ。(街を振り返り切なそうに)…さようなら、みんな…」
アリスM
「私達が踏み入れようとしている世界は、深い深い闇。でもこの時はまだ、僅かな希望を抱(イダ)いてた。」
アリシアM
「絶望に変わることなど、知らずに―…」
―1章END―
最初のコメントを投稿しよう!