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【城】
セーラ
「いいですか?これから姫様の部屋へご案内します。くれぐれも失礼のないようにして下さいませ。」
アリシア
「えぇ…。それで、そのお姫様の名前は何ですか?まだ名前すら知らないんですけど…」
セーラ
「ミルフィー様です。」
アリシア
「ミルフィー?…ユを付けたらおいしそうな名前ね。」
(冷めた感じで)
アリス
「ア…アリシア…」
セーラ
「姫様は天使のように美しく、穏やかで…お優しい方ですのよ。」
(誇らしげに)
アリシア
「…いきなり何なんですか?そんなにお優しい方なら、お母様を解放して私達を自由にして下さればいいのに。」
セーラ
「それは全て王様が決めることなので。それに姫様は第二継承者…特別な決定権は何もないのです。」
アリスM
「何かがおかしい。…アリシアの様子がいつもと違う。」
アリシア
「そうですか。」
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