―第2章―

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【城】   セーラ 「いいですか?これから姫様の部屋へご案内します。くれぐれも失礼のないようにして下さいませ。」   アリシア 「えぇ…。それで、そのお姫様の名前は何ですか?まだ名前すら知らないんですけど…」   セーラ 「ミルフィー様です。」   アリシア 「ミルフィー?…ユを付けたらおいしそうな名前ね。」 (冷めた感じで)   アリス 「ア…アリシア…」   セーラ 「姫様は天使のように美しく、穏やかで…お優しい方ですのよ。」 (誇らしげに)   アリシア 「…いきなり何なんですか?そんなにお優しい方なら、お母様を解放して私達を自由にして下さればいいのに。」   セーラ 「それは全て王様が決めることなので。それに姫様は第二継承者…特別な決定権は何もないのです。」   アリスM 「何かがおかしい。…アリシアの様子がいつもと違う。」   アリシア 「そうですか。」  
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