少女は僕に雇われる

21/30
前へ
/115ページ
次へ
「それも 嘘じゃ ありませんね きっと 娘さんも…… 偽りなくいい子に違いないです」 総理さんは笑顔だった。 まるで子供の様に純真無垢な顔。 厳しい現実と虚無感の裏返しだ。 この老体がこれ程若々しく見えるのは、やはりそこも総理さんの総理たる魅力なのだろう、と思った。
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加