少女は僕に雇われる

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「したら父に見つかりまして 『殺される』 って思いました もう泣き喚きながら ごめんなさい ごめんなさい めちゃくちゃ叫んで そしたら父が聞くんです 『怖かったか?』と 本当に怖かったから 『うん』と答えたら 父が じゃあ いいや。と 『お前 見つかるまで俺に怒られるんだって すげえ怖かったろ?』って 『じゃあ いい』 『それでもう お前へのバチは 当たってんだ』って だから━━━ もし『ヤバいさん』が 『いい子』だったのなら 僕が裁く必要なんて何も無くて 『じゃあ いい』  ¨¨¨¨¨¨  なんじゃないかと…思います なんて言うんですかね こういうの? 罪を憎んで人を憎まず? ちょっとちがうかな?」
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