少女は僕に雇われる

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総理さんは目を剥いた。 信じられないといった表情だ。 「では……君は 『許してくれる』と 言うんだね 我々を ヤバいさんを そしてこの一件は落着した と 理解していいのだね?」 僕は当然の様に 「はい 仕方のない事ですよ 多分」 その瞬間である。 総理さんの笑顔が眼球を通して脳に侵入する。 しわだらけの頬の肉皮を吊り上げ。この世全てを見限って捨てたような目。 その総理さんは、まるで総理さんではなかった。         ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ まるで魔界の軍団長のような口振りで、総理さんは言った。 「と いうことは 『第二の本題』がとても話しやすくなった  ¨¨¨¨¨ ¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨ 感謝する」 僕は唖然とし 肺から喉を通して。 「……… …………え?」 という、雑音を流した。
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