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「お友達紹介していいかな?
いいとも!」
僕は
総理さんのボケにも無反応で呆然としていた。
開いた口が微塵にも動かなかった。
そして総理さんはそのまま言葉を続けた
「……ということで
紹介するよ
君も
『見られた』ことはあるだろう」
僕は総理さんの言葉が一瞬理解できなかった。
いや、[理解しまい]と、拒絶したのかもしれない
その考えが僕の脳に到達する前に、『彼女』は現れた。
白い髪飾りに、何故かメイド服。
僅かに揺れる甘栗色の髪、腕の様な翼。
そして…目隠し。
総理さんの描いた絵より可愛らしいと思った。
しかし、僕の本能は何よりも早く
僕の脳に『理解』をさせた。
¨¨¨
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