始まり…

2/18
13人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
  すたすたすた       アルが教室に入ってきた       アスカ「怪我は!?」     アル「見てたろ? 怪我なんてしてないよ」     ライ「お前ッ! 人のバスターソードをいつのまにッ!」     アル「お前のバスターソードとはまったくデキが違うだろうが…」     ライ「そうじゃなくて…」     アル「切れ味も威力もスタイルも全部お前のバスターソードの方が上じゃねぇか…」     ライ「当たり前だッ!」     アル「それに、お前の一族の誇りを汚したりなんかしねぇって…」     ライ「………」     アル「なにもかも形だけだ… 見ただろあの弾かれかた… お前のバスターソードなら簡単に斬れたはずだ」     ライ「まぁな…」     アル「だからバスターソードを真似た事は許してくれ…」     ライ「わかったよ」       アスカ「ねぇアル…」     アル「なに?」     アスカ「…あの黒い刀はなに?」     アル「あぁあれか…」     アスカ「アルの身体の中から出てきたよね?」     アル「いや、あれは別次元から………」     アスカ「違うッ! あれは絶対身体からだった!」       アルは幼い頃に呪いがかけられた事をみんなには話してなかった   だからあの黒い刀の事も…       アル「それは見間違いだろ」     アスカ「絶対見間違いなんかじゃない!」     イブ「私も見たわよ?」     ライ「俺も…」     アル(駄目だ隠しきれない… 使わんとよかったなぁ…)     アスカ「あっ!なにか私達に言えない事でもあるのね?」       アル ギクッ       イブ「今ギクッてなった」     アル「ななななってない(汗)」       アスカ「良いよ! 言いたくないんでしょ? 言わなくていい!」       そう言うとアスカは教室を走って出ていった       アル「馬鹿!今外に出るのは危ない!」       アルの声はアスカには届いてなかった
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!