タイムスリップは君に。

11/21
前へ
/51ページ
次へ
祐奈は まだ温もりがあった。 さっき 燃やされてしまった祐奈は 冷たくて もぅ二度と目を開けない 温もりがない状態だった。 ケド、今いる祐奈は 呼吸をしていて 温もりがあった。 生きているんだ。 「なんで泣くの?」 僕は聞いた。 「嬉しいから、嬉しくて嬉しくてたまらないから。」 「僕も嬉しいよ。ありがとう」 「ううん、こっちこそありがとう。」 祐奈はまだ泣いていた。 楽しい時間は、あと10分。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

77人が本棚に入れています
本棚に追加