幸せな時間

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 輝は凄く頭が良くて、学年トップなの。 あたしは、まぁ、そこそこかな。  告白してきたのは輝から。 元気で明るくて、好きになりましたって。 あの時の輝は、本当に緊張していて、可愛かった。 あたしは迷わず「うん」って言ったの。  クラスも同じだから、何かとふたりで居るようになった。  授業が終わったら、必ずあたしのところに来て、授業の検討を始める。 あたしは黙って聞いている。 口を挟めないもの。  昼は食堂で食事。 塔子と雅史も一緒に食べる。 塔子と雅史は付き合ってないの。 塔子からはよく、雅史の事を聞くけれどね。  ここが格好良いだとか、好きだとか。  逆に輝は雅史から話を聞くみたい。 塔子が好きだって。  輝とふたりでセッティングして、くっ付けてやろうかな?
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