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連れて行かれたのは…
大きな鏡の前。
僕は意味も分からず…
ただ鏡の前に立たされた。
「自分の姿を見てご覧…?」
鏡の中にいたのは…
雪の様に白い少年だった。
体温を感じさせない白い肌。
肌の様な白いワンピース。
桜の様な…
ほぼ白に近い薄い桃色の髪。
唯一の色彩は…
闇に溶けてしまいそうな濃い…
深緑の瞳。
「これが君だよ。
アリス。」
鏡の中にいる、赤い瞳の青年は笑む。
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