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着飾ル人形
白い肌。
白い服。
アリスは脱がされるがままに肌をさらけ出して行く。
「アリス…。」
不意に青年から声が漏れる。
気付けば…
私は人形に抱き付いていた…。
「アリス…私のアリス…。
彼に君を預ける前に…
私は君を心に刻みたい…。」
アリスは、相も変わらず無垢な瞳で私を捕らえて放さない。
「愛しのアリス…。」
君は私の事を知らない。
覚えていない。
そして…
彼と出会う時には…
私は消えている。
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