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トワはまだはっきりしない頭で言われるままベットからおり、暁が持ってきた全身鏡の前に立った。
「うそ……!!」
大きく胸元のあいた白いドレスとレースのついた手袋。
化粧はナチュラルに、そして髪は片側に高く結われ後れ毛が首の細さを強調していた。
ドレスの所々にほどこされた赤のビーズの装飾が光を反射しキラキラと輝いている。
驚くほど着飾られた自分の姿にトワは言葉を失った。
誰……?
ていうかなんで?
見慣れない自分の姿にトワの頭はしだいにはっきりしてきた。
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