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しかし、いくら恵美に話し掛けても恵美が壁を作っているために自分のことは話しても恵美の事についてはあまり聞く事が出来なかった。
そんなある日、恵美が腕にブレスみたいな何本かのアクセサリーを付けて来ているのに気付き「あっ。それかわいいですね。僕もそんなの欲しいから、恵美グッズの中にいらんのがあったら下さい。」と言うと
恵美は困った顔をしていたが
「探しとくね」と返事をしてくれた。
そして次の日、廊下を歩いていると「川合君!」と後ろから私を呼ぶ声。
この可愛い声は宮田サンではない!
「はぁ~い」
満面の笑みで返事をするとやはり恵美がいた。
「昨日、欲しいっていってたから探してきたよ。これでいいかな?」
何と恵美は、自分のアクセの中から私に1つ持ってきてくれたのだ。
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