seven

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「芽以、もう他の男と一緒に居るのやめろよ。」 葵のこと…? 先輩のこと…? 不良君たちのこと…? 誰でもいっか。 『うん。大地だけ。』 私は大地の胸の中で。 ニッコリ笑った。 大地の悪い噂なんて。 全然アテになんないじゃん。 こんなに素敵な人なのに。 最高だよ…大地。 「オレと付き合ったら、アウトだな。」 『…なんで?』 「それなりの覚悟はいるから。」 大地が私の髪を撫でながら、笑った。 『大丈夫だよ。』 私は大地の胸から顔をあげて、大地を見ながら笑った。 『どんな目にあっても、大地だけが好きだから。』 「うん。」 それに…。 また気を失えば…。 大地が助けてくれるでしょ? 目が覚めたら。 隣に。 傍に。 居てくれるでしょ? だから…。 大地のほうが大変だよ? 大地だって。 私と付き合ったら。 アウトだからね――――。 end 20080402
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