1/1
96人が本棚に入れています
本棚に追加
/200ページ

今まで二人で奏でてきた唄を これからは一人で 奏でていかないといけないのね 二人で居られないことが 寂しいわけじゃなくて 一人で唄を奏でることに 沢山の不安を抱いているんだよ 手を振って消えた貴方の背中 見つめたまま私は まだ立ち止まったままだよ 貴方の居ないその空間が こんなにも 大きいものだったんだって 今になってやっと気付いたよ 別々の場所で奏でる唄が いつか重なり合うように 私はそっと 貴方の幸せ祈りながら唄う
/200ページ

最初のコメントを投稿しよう!