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そして俺は顔を彼女の目の前に持って行き…
春「ねぇ?名前教えてよ~」
俺がそう言うと…
優「んとね~波瀬優菜(ハセユウナ)!波瀬財閥の一人娘!」
俺は握っていた手を離した。
そして、尻餅をついた。なぜなら、腰を抜かしていたから。
春「はっはっ波瀬財閥うぅ?」
なぜ、腰を抜かしたのか教えてやろう。
波瀬財閥は最近有名になっている。日本、いや、世界でも指折りの財閥なのだ。
優「きっ嫌いになったよね…?…グスン…グスン」
春「………」
俺はびっくりして何もいえないでいた。
すると…
優「うわぁーん!うわぁぁぁぁぁん!」
何故だか守りたくなった…
《この子は孤独なんだね…》
俺は立ち上がり…
春「俺が守ってやる。悲しい時は側にいてやる。一緒に遊んでやる。だから泣かないでくれ…グスン…グスン」
優「約束だよ?じゃあ私と婚約して?
《コンヤク?なんだ?まぁいっか!》
春「いいよ!コンヤクしよ!」
優「やったぁ!婚約は…キスをするの!だから…ん~」
彼女は口を尖らせ俺の唇に…
あと数センチ…
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