出会い

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 「すぐ上のラジオールだよ。イルスラムの二年生。」    これまたアルバートみたくスラッとした長身。キリッとした顔立ちでツンツンに立った髪はどこか体育会系。    っと、抱きついたりキスをしたりと挨拶を終えると、四人と向き合い      「ルーラです。よろしくお願いします。」      と言いお辞儀をした。  居間の入り口にいた5人はジャックにお茶を入れてもらいソファに移動した。そして離れて暮らしていた数年を埋めるかのように話始めた。  ルーラは二人が住むには丁度いい小さな家に住み、二人で暮らしていたこと。学校は遠い為、行かず祖母と祖母の友達のおばばさまに教えてもらったこと。自然の中で育ち、でも、躾は厳しかった事を話た。    また、この国での魔法学校や魔法使いの地位や重要性を聞き自分がいかに隔離されていた環境にいたか実感する。      
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