旅立ち

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友が目覚めたのは、すっかり日も傾き辺りが暗くなってきた頃だった。 「やっべ。寝過ごした。」 目を擦りながら辺りを眺める。 「これ以上暗くなると危険だぞ。」 流石の友も少し寝れば冷静な判断もできるらしい。 「でもココが何処だかわからねぇしなぁ。」 友もまだまだお馬鹿なようで、人類が生み出した科学の結晶を忘れている。 「あぁ!そういや携帯は!?」 必死にポケットを引っ掻き回す。それでも出てくるはずもなく。友は崩れるようにその場に座った。 「痛っ!なんか踏んだぞ?」 手に取る。 「携帯やぁ!」 友は心強い味方?を手に入れた。
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