65人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
俺たちが付き合ってる事など職場では誰も知らない。
他の人に気づかれないように彼女ばかり目で追いかけてた。
たまに目が合うと、彼女は軽く舌を出してみたり、俺は変な顔をしてみたり…
浮かれまくってた。
楽しくて仕方なかった。
そばを通る時に手を軽く握ってみたりして。
この人だけは絶対に失いたくない、ずっと命がけで守っていたい、そう思っていたんだ。
まだ彼女を抱いたワケじゃない、
キスしかしてない、
それでも心で結ばれているのを感じていたんだ。
永遠の愛だと信じてた。
最後の恋だと思ってた。
俺はその頃、この先におこる事なんて、まだ知るよしもなかったんだ…
最初のコメントを投稿しよう!