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そんなこんなで、いろいろあったある日。
「おっはよ~!ユリユリ。」
いつものように遅刻してきたアヤアヤ。
「アヤアヤ…よくもまぁ堂々と…。」
授業中であるため一応、ボソボソ声のユリユリ。
「いや~、今日はいいとこまでいったんだけどさ~。途中でおじいちゃんの道案内してあげたら私まで迷っちゃて大変大変。もう、私ったらド・ジ・ッ・子・ちゃん!」
「……。」
アヤアヤのファイナルファンタジーに付き合っている場合でもない。
「あれから演劇部、全然お声がかからないんけど何もしなくて良いのかな~?」
「アヤアヤ…授業中…。」
『察しろよ。』と少しイラついてきたユリユリ。
しかし、キャラ的にそういう感情は表に出せない。
その後もことあるごとに話しかけてきたアヤアヤであったが、ユリユリはなんとか自を出さずに持ちこたえた。
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