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「はい?」
キョトンとなるアヤノン。
「ぜひ僕も参加させてくれ。そして君、僕が勝ったら演劇部に入ってくれ。」
大声で理不尽なことを言う一木。
「ブヒッ!月島さん。僕が勝ったら付き合ってください。」
そして、何気に告るデブ。
で、なんやかんやでレーススタート。
「えーと…それじゃあ、まとめると天条院さんかアヤアヤが勝てば谷くんに告白を。一木くんが勝てば天条院さんが演劇部に。山本くんが勝てばアヤアヤと付き合う…ということです。」
解説はモチロンこの人、ユリユリ。
「付き合うか~!」
と、アヤアヤが叫んだが皆、無視した。
今やスタート地点の廊下は生徒達でごったがえしている。
「それじゃあ、いきますよ~」
ユリユリが手を挙げる。緊張の一瞬。
「スタート!」
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