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ワァァーッという外野の歓声の中レースはスタートした。
「あっ!嵐山先生だ!」
途端に叫ぶアヤアヤ。
一木の出番だ!
(キラキラリーン!)
「いや~!ち~がうんですよ~。これはいわゆるレクレーションであって~…ってアレ?先生はどこだ。」
一木の前にいるのはドン引きの生徒達だけ。
「今のウチ。」
ダッシュする他の三人。
「はかったな月島ぁぁぁー!」
一木がそう叫んだ時にはもう、三人の姿は無かった。
「一番足の速いイッチーは先に消えてもらうよ。」
フフフッとアヤアヤ。
さすが、やっぱりあなどれぬ。
「そして、私も…。」
アヤアヤはサッと横に外れた。
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