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「2-Pは親校舎の3階の端。そして、売店は旧校舎の1階。普通であればノーマルに廊下、階段、渡り廊下と行くところ。しかし、私は違う。」
アヤアヤは階段を軽やかに降りてガラリと窓を開けた。
「ここから木を伝い降りれば時間短縮になるのよ。だてに遅刻してないわ!学校のありとあらゆる、抜け道が私の頭の中にインプットされてるんだから!」
あんまし自慢できない理由だが、今はその雑学が役にたった。
『とぉっ!』と窓からジャンプし木にしがみつくアヤアヤ。
命しらずである。
しか~し、そううまくいくハズがないのだ。
「そーはいきませんわよ~!」
「!!」
すると、アヤノンが上から降ってくる。
「な、なんでここに!」
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