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あ『ごめん…お母さんからメールきちゃった…』
と「そうだよなーもう少しで日付変わるし…帰るか!!」
そう言って家まで送ってくれた。
親にはなんとか『友達が財布落としちゃって…一緒に探してた!!』なんて嘘ついて誤魔化し…怒られる事はなかった。
ともきに握られた手の熱が忘れられなかった。
運転してると思ったしさっきばいばいしたばっかだったけど、すぐメールを送った。
あ『送ってくれてありがと♪ホント今日は楽しかった♪また遊ぼうね!!気をつけて帰るんだよー!!』
でもすぐは返事がこなかった。
もう逢う事はないのだろうか…そんな不安さえ感じた。
だって今日会ったばっかりだったし、1日限りなんて普通にあり得る。
手を出してこなかったのも、あゆみに魅力がなければ分かる。
だから返事なんて期待しない!!なんて思っても…でも今日で終わりなんて嫌だって思った。
ある程度時間が経ち携帯が鳴った。
と「おやすいごよう!!また遊ぼうな!!家着けるか心配だけど笑」
会う前と変わらないともきからのメール来た瞬間、飛び跳ねるほど嬉しかった。
にやけた…にやけてる自分が気持ち悪かった。
でもまた次遊べると思うと嬉しくて仕方なかった。
その日は遅いという事もあり、高鳴る鼓動を押さえつつ眠りについた。
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