9人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「そういえば…
この前電話した時は、
ちょうど期末テストの最中だったよな?出来はどうよ?」
「まぁまぁかな。
古典は、漢文が難しくて
テキトーに書いちゃった。」
グラスを置き、
麻衣は修二の方を向いて
舌を出して笑った。
出来るだけ可愛く。
「麻衣だから、普通に良い点取れてるだろう、きっと。」
よしよしと、
修二の手が麻衣の頭を
優しく撫でた。
麻衣の髪わ墨のように
黒くセミロングで…
そして何より麻衣は
頭を撫でられる事が
好きだった。
髪をぐしゃぐしゃに
されたとしても、
すごく嬉しかった。
最初のコメントを投稿しよう!