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修二といる時は、
何も考えないようにしている。
できるだけ。
話しはするが、
学校の事や進路の事
最近更年期で
何かと自分にあたる母の事
彼氏の事。
ここでは
麻衣にとって
大切であるものでも
これら全て無力に等しい。
孤独と欲しか
感じる事ができないのだ。
二人でいるはずなのに
どこか何もない空間に
一人だけ豆のように
箸でつままれて
ポイっと捨てられた…
そんな感覚に陥ってしまう。
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