9人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
コンビニを後にし、
街を出てしばらくして
10分もしないうちに、
車は目的地に
到着してしまった。
見慣れた古臭い建物。
昼前だというのに
建物の周りに飾られた
ネオンが光っていた。
「前の私だったら
こんな所に絶対
来なかっただろうな。」
と、麻衣はふと
心の中でそう思った。
車を駐車場に留め、
二人は建物の中へ。
ドアを開ければ
すぐ階段になっている。
きゅうな階段だ。
修二が気を使って
靴をぬいで
先に階段を上っていった。
後に続いて麻衣も
焦りながら上る。
足が少しジーンとした。
最初のコメントを投稿しよう!