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雷斗「炎美とね。コイツ腹が痛いてーとか言って待ってたのに、俺に八つ当たりしてなぁ。」
炎美「まぁ、今は仲直りしたから。」
意外に2人は演技派だ。いや、2人だからこそ演技派と言えるだろう。
「そうだったの。」
名前“吉川礼奈(ヨシカワレイナ)”
学年“1年”
髪型“セミロング”
胸囲“Bカップ”
特技“歌留多(カルタ)”
好きな言葉“一所懸命”
この子は、すごく素直なのですぐに信じる。しかし、理佳はあまくはなかった。
理佳「本当に?」
威圧感ある笑顔で聞いてくる。これは“本当の事言いなさい”という訴えがある。
雷斗「うん。本当に。」
理佳「ふ~ん。」
疑いの目は止まらない。
炎美「別にいいだろ、そんなの!」
理佳「やっぱり嘘ね。」
礼奈「嘘なの?」
礼奈は悲しそうな目で訴える。
雷斗「は?」
理佳「本当のこと言え。」
雷斗「本当も何も……。」
キーンコーンカーンコーン
すると、チャイムが鳴った。
理佳「後から炎美に聞くからね。」
そう言って理佳と礼奈は席についた。
何故だろうかと考えても無駄だろう。理佳は俺と小学校からの幼なじみで、炎美と付き合っているからだ。
何氣に可愛いのだが、親が少林寺の先生なので、小さい頃は1度も勝てなかった。
因みに、俺は理佳に誘われて少林寺拳法を習っていた。理佳は少林寺を、俺は料理を教えていたという付き合いでもある。
俺には家族が母親しかいない為、家事は自分でやっていた。なので、料理を教えるなど容易であった。
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