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「初めまして😃私で良ければ………」
俺は、少しずつ内容を話し始めた。
相手がサクラでも、そうでなくても、話を聞いてもらえるという事が嬉しかった。
顔も知らないということから、親友の祐太にも話せなかったことまで全て話せた。
周りの友人や、家族は、早く忘れて立ち直るよう心配してくれるが、忘れることなんて出来ない………
俺は、それとなくミホにも聞いてみることにした。
『俺は………忘れた方がいいんでしょうか?』
聞いてみたが、ミホも周囲と同じような反応をするだろう……
しかし、返事は意外なものだった。
「忘れなくていいと思いますよ😃海さんが忘れたら、奥さんとお子さんの事誰が思い出すんです?忘れちゃったら、その時点で奥さん達は本当にいなくなっちゃうんですよ!それに忘れたくないんでしょ?だったら、忘れる必要はないと思います!」
知り合って間もない人から、欲しかった言葉を聞けるとは思っていなかった………
(………ありがとう……)
最後まで話を聞いてくれるミホに、俺は少しずつ、だが確実に心を開いていった。
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