第五章

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『待たせた!』   「遅せえよ!3分遅刻だ(笑)」   『細けえなぁ(笑)』   「まっ、とりあえず店に入ろうや♪」   最近仕事が忙しく、祐太と飲みに来るのは本当に久しぶりだった。   最初は互いの友人達の話題で盛り上がっていたが、段々自分達の話題になっていった。   「俺のことよりお前はどうなんだよ?」   祐太が聞いてきた。   『実は……』   俺は、今までのこと、そして告白して返事が来ないこと、全てを話した。   「そっか……案外返事もう来てたりして(笑)お前、ここに来てから1回も携帯見てないだろ?」   『……まさか(笑)』   そう言って携帯を開いてみる。   『………』   来てるはずがなかった。   「なんだ、来てないのか……」   祐太がつまらなさそうにビールを注いだ時だった。       「♪~♪~♪」       ミホからだった。    
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