第五章

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(どうせ振られるんだ…)   そう思い、携帯を閉じた。   「おい!?見なくていいのか?」   『どうせ振られるんだ(笑)後からでもいいだろ。』   「まだ決めつけるなよ!とにかく見てみろ。振られたら………」   『何だよ?』   「オールで飲む!」   俺は、祐太に言われた通りに携帯を開いてメールを見た。       「私の正直な気持ち…私は……私も海さんのことが好きです!」       『……ほらね………!?……えっ!?』   信じられなかった。   「おっ♪良かったなぁ!返事返してやれよ!」   しばらく呆然とした後、祐太の一言で我に返った。   そうだ、返事だ。   『本当ですか!?凄く嬉しいです!俺……必ず守りますから!』           こうして、俺達は1度も会うことなく互いに惹かれ合っていった。                                         この先に起こる出来事など、今の俺には想像もつかなかった………      
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