まえむき
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隣から笑い声がした 反射的に振り向こうとして首を痛めた 後ろから気配がした もちろん振り返ることなどできるわけがない 上が暗くなった 何かが僕の真上にいる 下から風を感じた 何かが僕の体をはい上がりそうな気がする 前しか見えない 声を気配を影を風を感じながら 僕は惰性で前に前にと歩を進める 止まったら 一斉に攻撃されそうな気がして
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