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―7月8日
私は今日、宇宙の人類未踏の場へ着くことになる。
この時を待っていた。冥王星を越える瞬間を。
そのために人間の体を捨てたのだから。
何もなくてもいい。私が欲しいのは結果だけだから。
―7月10日
冥王星を越えると、小さな惑星にたどり着いた。
驚いた。大発見だ!
何枚も写真を撮る。
その惑星は、空は赤く、人の気配など感じない。
嫌に変な空気だ。
私は調査中に洞窟らしき横穴を見つけた。
明日、行ってみることにする。
―7月11日
あの洞くつには、何やら花のたくさん生えたば所があった。
ほんとにキレイで、何本か持って帰りたかった。
でも、可哀そうで放っておいた。
しかし、幻覚でも見てるのかと思うくらいキレイだった。
―7月じゅうに日
ぁろうことか。きょぅ、人をみた。
つぃてぃきたかったけど、何かわからなぃものがわたしをとめる。
行きたぃな
行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたぃ行きたい…
―?
行きたい活きたい逝きたくない生きたい行きたい活きたい逝きたくない生きたい行きたい活きたい逝きたくない生きたい行きたい活きたい逝きたくない生きたい生きたい行きたい活きたい逝きたくない生きたい行きたい活きたい逝きたくない生きたい行きたい活きたい逝きたくない生きたい行きたい活きたい逝きたくない
星名~天庭~
そこに向かった者は、帰ってこなくなる。
遠いことが原因だと謳う者もいるが、私は思う。
天庭に住む虚無感と寂しさが、向かった者を誘い、取り込むのだと。
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