25人が本棚に入れています
本棚に追加
「おいで。」と誠一郎が言う。
素直に初音が誠一郎の腕の中に潜り込む。
「年季があけるのは後何年だ?」
「後三年でおす。」と初音が言い。「なんでそんな事を聞きんすか?」
「いや……。別に。」と言い煙りを吐く。
初音は誠一郎を思いきり抓ると
「期待するような事は言わしゃりなすな。」と言い広い胸に顔を埋める。
あぁ、この時間が何時までも続けばいいのに……。そぅ思って眠りについた。
※年季があける[→]店にしていた借金がなくなり自由になる事。
最初のコメントを投稿しよう!