出発

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ポムは村の入り口まで歩く途中   村人「またシーザみたいに戻ってこないんじゃないか」 村人「村の事はほって行くのじゃ」   嫌なヒソヒソ話があちこちで聞こえる ポムは 昨日までの僕なら挫けていたかもしれない しかし今の僕には負けない信念がある そう思い歩き続けた   村を出る前にお世話になったおじいさんとおばあさんの家に立ち寄った   ポム「おじいさんおばあさん、僕は今から旅立ちます。必ず優勝して帰ってきます。お体に気をつけて」   おじいさんおばあさん「ポム、とうとう出ていく時がきたな、わしらはポムを本当の孫じゃと思っているよ。村以外の世界をよく見ておいで、頑張るんじゃよ」   ポム「ありがとう、それではいってきます」   おじいさん「これポムお待ち」   何やら奥の部屋に行き何かをあさっている様子   おじいさん「これを持っておゆき」   おじいさんから手渡された物は父シーザが使っていたオカリナだった   おばぁさん「気をつけて行ってくるんだよ」   家を後にし、村の入り口にマッスルが立っていた   マッスル「お前にキツい事を言ったが、俺はシーザが村を裏切ったとは思えない。優勝すると共にシーザも連れて帰ってきてくれ。あと街は嘘偽り、貪欲な者で溢れていると聞く、風や雨にも負けない強い心を持て」   ポム「ありがとうマッスルさん」   ポムはマッスル、マリー、おじいさんおばあさんの見送る村の入り口を出て、街に向かって歩き始めた
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