旅立ち

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だんだん日も落ちて行き あたり一面夕日のオレンジ色に染まった   ポム「そろそろ寝る場所を探さないとな」   ポムはまわりを見回すが小屋もなければ、雨から身を隠す場所もない   どうしよう…   日も沈んで薄暗くなってきた   ポムは初めて怖くなった   村の暖かい環境の中育ったポムは一人という寂しさをしらない   僕はこれからどうなるのだろう…   あれ?なんだあの明かりは   道の向こうから小さな明かりが近付いてくる   ポムは喜んだ   ポム「おーい僕はポムだよ。今晩寝る場所がないんだ」   どうやら聞こえてないようだ   見た感じより遠くにいるみたいだ   だんだん大きくなっていく   うわぁぁぁぁぁぁ   それは巨人のオッキだった     ポム「ひぇぇおっきいなぁ」   オッキ「なんか声が聞こえだど思ったがおめぇか」   ポムはオッキの靴ぐらいの背丈しかない   ポム「今夜泊まる所がないんです、どうか泊めて下さい」   オッキ「別にええがや、ほらオラの手の上乗れや」   ポムは喜んでオッキの手の上に乗った 初めて見る巨人に胸をときめかせながら   ポム「ねぇ、なんでオッキはそんなに大きいの?」   オッキ「しらねぇがや、じゃあおめぇはなんで小さいんだ?」   久しく違う人種と触れ合えてオッキも楽しそうだ   ポム「僕は街に向かって旅をしてるんだ」   オッキ「ぢぃせぇのに立派なごっだなぁ、そういえば数年前にも村に向かって行く奴がいだぞ…確か名前はシーザっつったかなぁ」   ポム「それは僕のお父さんだよ、僕のお父さんは街で一番の音楽家なんだよ」   寝るまで話は尽きなかった
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