ノコギリ山

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ポム「なんだこの山は」   ポムは初めてノコギリ山を見て驚いた   山は小さい尖った岩で覆われていて 踏んでしまったら靴を突破り 足に間違なくない刺さるだろう   オッキはポムを肩に乗せ平気で歩いていく   ポム「オッキ大丈夫なの?」   オッキ「大丈夫だよ、オラたち巨人はポムたちみたいなやわな作りでねぇだよ」   そう言ってポムを肩に乗せドンドン歩く   オッキ「ポム、オラが来れるのはここまでだ、ここからは岩が大きくてオラたちには歩げねぇが、おめぇなら岩の隙間を割っで歩ぐ事ができるだろう」   そう言ったオッキは手のひらにポムを乗せ下に降ろした   ポム「ありがとうオッキ、僕は一生オッキの事は忘れないよ」   オッキ「なに大袈裟言ってんだ、またいつかすぐに会えるだよ」   ポム「そうだね、また会えるよね必ず」   別れの時オッキは小さな鈴を手渡した   オッキ「これは狼よけの鈴だ、ノコギリ山には狼がたくさんいるがら、それを鳴らすだよ」   ポムは鈴を受け取り涙ぐみながらオッキに背を向け歩きだした
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