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生徒会室に入ると
凄く綺麗な男子がいた。
身長は私より
20センチくらい高めで
黒髪で真っ直ぐで
私は少しみとれたが
はっとなり
多分新入生かなと
思って声を掛けた。
「…あの。まだ私しか執行部居ないから会長とか来るまでどうぞ座っていて下さい」
『…きみ。見えるの?』
私は首を傾げた。
何のことだろうと
「ちわ小野沢さん。」
「柏原くん。あの新入生が来てて…」
「うそ?どこどこ?…もう小野沢さん。
はやとちり過ぎるよ」
「え?」
「誰も居ないじゃない」
確かに
彼はそこに居るのに
『見えるの?』
見えてるから困ってる
んじゃないか
『何が困るんだよ』
え。
まさか私…
だって声出してないよね
『うおっ。本当だ…
でも何で通じるんだ?』
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