2月の始まり

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《今日の天気は、晴れのち雨です。お出かけのさいには傘か折りたたみ傘を御持ちになって出かける事をおすすめします。》 「うわぁ~午後から雨ですか!僕雨嫌いなんだけどな~。」 その日も僕は、いつものように朝の天気予報をテレビで確認し、一人暮らしの狭いアパートで焼いた食パンを食べながら、登校の支度をしていた。 僕の名前は空純 亮汰(カラスミ リョウタ)。 どこにでもいる、ごく一般的な高校2年生です。 ただ、少し違うのは他の人達より異常な植物愛好家な事ぐらいかな? どれくらい他の人達より植物を好きかと言うと、コレを言うと皆が引いちゃうんだけどね……植物を“恋愛対象”として見れちゃうぐらい好きなんだ! おかげで未だに彼女はいません…。 コレで良いのか僕の学園生活!! ………ああ、今日も植物達の緑が美しい! 「……学校に行こうかな。」 そんなこんなんで、僕の忘れられない一日が始まった。 ……“理想の彼女”に出会う特別な一日が! 「行ってきます!みんな!」 僕はそう、自分の部屋で一緒に“暮らしている”植物達に声を掛けて玄関を閉めた。 ‐僕の彼女はマンドラゴラ!?‐ 松竹永郎 著 コレは出会いの物語り…
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